建設業経理士1級に合格するための独学での勉強法

建設業経理士1級の検定試験の合格は、簿記の知識が多少あれば、独学でも可能だと思います。

簿記の知識が皆無の状態で、建設業経理士1級の検定試験を受験することは無謀だといえ、少なくとも建設業経理士2級や日商簿記検定2級程度の簿記の知識を得ておくことが必要です。

独学で試験準備をする場合には、まず、建設業経理士の検定試験の概要を調べ、1級であれば財務諸表、財務分析、原価計算の3科目の特徴を調べて、自分がどの科目から取り組むかを選択することが大切で、事前に計画を立てることです。

建設業経理士1級の合格には、3科目すべての合格が必要ですが、科目合格制がとられ、有効期間が5年であることも有効に活用すべきです。

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建設業経理士1級の独学での勉強法

建設業経理士1級の検定試験を独学で合格を目指す勉強法には、2級の資格保有の実力を前提として、過去問題集から出題傾向をつかむことが大切です。

そのために、各科目の過去問題集と市販の問題集を一冊ずつ決めて、あれこれと手を広げないことです。

過去問を解く前に、建設産業経理研究機構が発行している「建設業会計概説」などを基本テキストとして、建設業における会計の基礎知識を頭に入れて、実際の問題を解くことで試験に必要なことが、自分なりにつかめてきます。

各科目にそれぞれの特徴があり、勉強法も工夫が必要で、テキストと問題集を漫然と繰り返しても効果的な結果は得られず、時間だけが経過してしまいます。

テキストと問題集をまずは一回、全部通してやりきって、問題のパターンや理解し難い内容の洗い出しをします。

2回目には、ポイントごとに整理しながら、サブノートを作成して、記憶するべき内容と計算問題のパターンを自分なりに整理しておきます。

3回目に、そのサブノートとポイントを見直しながら、全体をやり直すといった計画を立てながら実行していくことが独学での勉強法となります。

建設業経理士1級の科目ごとの勉強法

建設業経理士1級には、財務諸表、財務分析、原価計算の3科目の受験とすべての合格が必要で、それぞれの科目の特徴を考慮した勉強法が必要です。

財務諸表は、日商簿記などの商業簿記と会計学を合わせたような内容で、建設業会計の特徴となる未成工事支出金や完成工事原価などの勘定科目やJV(共同企業体)に関する仕訳や計算問題が論点とされます。

計算問題については、過去問題からパターンを分析して、効率的に反復回答で慣れておくことが重要です。

財務分析は、建設業経理士2級までにはない内容で、財務構造の特徴や分析手法の特徴に加えて、分析の目的や必要性と公式を記憶することが重要です。

公式を正確に記憶し、適切に計算することができれば解答が可能といえ、反復練習が重要です。

原価計算は、日商簿記でいう工業簿記や原価計算といった内容の試験で、論理的な試験内容よりも計算問題のウエイトが高い科目です。

過去問題集での反復練習を重ねる勉強法で、十分対応が可能です。

建設業経理士1級の独学での取得

建設業経理士1級の独学での取得には、試験科目となっている財務諸表、財務分析、原価計算の3科目の特徴を把握し、自分なりの計画を立てることが必要です。

独学での勉強法には、専門学校や通信講座がおこなってくれるカリキュラムの作成を自分でしなければならず、その点が有利でもあり、不利な点でもあります。

各科目のテキストと過去問題集に、一通り目を通して、内容を漠然とでも頭に入れることで、攻略法のヒントが見えてきます。

独学では、各科目のテキストと過去問題集を中心とした反復すること、自分なりのサブノートの作成が合格の秘訣です。

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