建設業経理士1級の検定試験合格のために、どの程度の勉強時間が必要かは、受験生の簿記に対する基礎学力によって左右されるために一概には言えません。
簿記の知識無しで、いきなり建設業計理士の1級を受験しようとする人はいないと思いますが、受験の前提となる建設業経理士2級を取得しておくことをオススメします。
建設業経理士の2級を取得している人であれば、周囲の合格者から聞く勉強時間が100時間程度でしたので、半年程度の期間が必要だと思います。
日商簿記2級や1級を取得している人の場合も、ほぼ同じような勉強時間が必要だと思います。
予備校などのカリキュラムから推定される勉強時間
建設業経理士1級の検定試験合格に必要な勉強時間を、資格の学校TACのホームページに記載されているカリキュラムを参考にしてみます。
記載されているカリキュラムには、財務諸表、財務分析、原価計算のそれぞれに13回、11回、11回の合計35回の講義と、3回づつの合計9回の問題演習が組まれています。
一回の講義時間がわかりませんが、一回2時間として、合計88時間程度と推測できます。
約90時間の座学には、それと同程度の時間の自習時間が必要と考えられますので、約100時間程度の勉強時間は必要です。
周囲の合格者から聞く勉強時間が、約100時間程度だったというものと合致します。
独学で学習する場合の勉強時間
建設業経理士1級の検定試験合格を独学で目指す場合、予備校などの講義とは違い、自分の判断で学習の力点を変えることができ、ある面では効率的な勉強が期待できます。
独学で勉強する場合も、テキスト、問題集、過去問題集が勉強の中心となることは、予備校などを利用する場合と本質は同じです。
使用する教材にかける勉強時間は、各科目の内容の理解度によっても、その時間の長短が生じます。
テキストの内容を理解しないまま問題集に取り組むことは、時間をかけただけの効果は期待できませんので、まずは、基礎知識をしっかりテキストを読み込んで吸収することに勉強時間を割くべきです。
その結果として、勉強時間の合計が約100時間程度が目安といえますが、毎日の勉強時間を確実に確保して継続することが大切です。
建設業経理士1級を取得するには、計画的な勉強時間の確保を!
建設業経理士1級の検定試験に合格した周囲の人たちに聞くと、約100時間程度の勉強時間をかけた体験談を多く聞きます。
検定試験合格には、受験生の簿記に対する基礎知識や学力の前提によって、その勉強時間は変わってきます。
1級の検定試験の準備のためには、まずは建設業経理士2級取得に匹敵する知識と学力を備えたうえで、1級の試験科目に取り組みます。
合格のためには、検定試験の半年や一年前から、毎日の生活の中で勉強時間を計画的に確保し継続することが大切です。