建設業経理事務士の検定試験の受験資格とは?

建設業経理事務士の資格取得には、検定試験の受験が必要ですが、その受験資格には年齢、性別、学歴などの制限はありません。

誰でも受験が可能な資格である建設業経理事務士ですが、受験生の多くは、建設会社に就業している人と就職を希望した人が大半です。

建設業経理事務士には、一般的な日商簿記とは違い、建設業に特化した簿記であることから、受験生にも建設業に関連した人が多くなるわけです。

受験資格に制限がないとはいえ、いきなり上級位を受験することは無謀で、段階を踏んだ試験対策と受験が必要です。

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受験生の簿記の実力にあった級での受験

建設業経理事務士の検定試験は、誰でも受験が可能な簿記の試験で、設定されている4級から1級のいずれの級も受験可能です。

簿記の検定試験の受験には、簿記の知識と処理方法を基礎から習得しておく必要がありますので、基礎なくして最上位級の1級をいきなり受験することは、現実的ではありません。

日商簿記などの簿記検定の資格保有者や学習経験者が受験をする場合には、受験資格や受験級位の制限がないことを活用し、効率的な受験が可能です。

建設業経理事務士の難易度は、日商簿記の各級位とほぼ変わらないと考え、受験生の保有資格や過去問題の演習での正解率などを活用した受験の級位を設定することをオススメします。

建設業経理事務士の資格は、建設会社にとっては、1級と2級は経営事項審査に関係することで重要視しますが、3級と4級の資格はそれほど重要視していない現実があります。

建設業簿記の基礎が試される建設業経理事務士

建設業簿記の検定試験での4級と3級の合格者に付与される称号が、建設業経理事務士であり、1級と2級の合格者は建設業経理士とよばれます。

いずれの検定試験にも、受験資格の制限はなく、受験する級も受験生が自由に選べますので、簿記の学習の進行状況によって受験が可能です。

簿記の学習は、基礎からの積み上げが大切ですので、4級から段階的な受験対策の学習と受験が王道ですが、短期間での上位級の取得には、検定試験の実施にあわせた受験が効果的です。

基礎を取得できているかを確認できる4級と3級の資格ですが、これらの試験は3月のみ実施されており、2級以上の資格を1年で取得する場合は、次のような受験がオススメです。

3月実施の試験で3級と2級の併願受験をし、9月開催の試験で2級と1級の科目受験をすることが最も効率的で、3級合格ができれば4級の合格は特にこだわらずに良いと思います。

ただし、4級の検定内容についての学習と演習は、独学で確実に習得しておくことが必要です。

建設業経理事務士の資格は、建設業界を目指す人のため?

建設業経理事務士に求められる簿記の知識や技能は、建設業における会計処理の基礎となるもので、受験資格に制限がないため、建設業の会計部門への就職を考える人にとっては、もってこいの資格です。

建設業経理事務士の検定試験は、テキストと過去問題集などの準備ができれば、独学での合格が可能です。

建設業に就業している会計担当者であれば、建設業経理事務士はもちろん、その上位資格である建設業経理士の資格取得を目指すことがオススメです。

いずれの場合も、受験資格に制限がないため、受験生の状況に合わせた受験が可能となっています。

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