建設業経理士の資格取得には、独学での学習や資格予備校、通信教育などを利用した学習など、受験を予定した人それぞれのやり方があります。
資格予備校や通信教育では、資格取得に必要な教材や受験までのカリキュラムが組まれているため、受験の直前対策もそれぞれに準備がなされています。
独学での資格取得を目指す場合には、自分が立てた学習計画と進捗状況を考えながら、直前対策を講じる必要に迫られます。
建設業経理士の資格取得を独学で目指す場合にオススメの直前対策を紹介します。
資格取得を独学で目指す直前対策で必要なことは?
建設業経理士の資格取得を独学で目指す直前対策で必要なことは、受験日のスケジュールでパフォーマンスを最大限に発揮できるように体調を整えることを念頭に、それまで学習してきたテキストと問題集を中心として、「あやふやな知識」を「確実な知識」とすることが重要です。
独学での資格取得を目指した学習計画では、私の場合、受験日から逆算して準備を始める日までを3つの期間に分け、最初と二つの期間でテキストと問題集を2回転学習するようにしました。
そして、3つ目の最終期間を直前対策に充てる期間とし、問題集で間違えた問題を中心に、テキストに書かれた内容と再度確認しながら、知識の穴を塞ぐようにしました。
また、受験日直前の数日間は、試験時間と同様の時間で過去問に取り組むなどの演習を繰り返し、直前対策をするのがオススメです。
建設業経理士試験で重要なのは?
建設業経理士試験の直前対策のやり方は、前述したとおりですが、学習するうえで注意しておく点がいくつかあります。
建設業経理士の検定試験では、建設業経理処理の実務を想定した問題が出題されるため、「仕訳」が最も重要です。
「仕訳」の理解ができているかどうかで、「決算書」の作成までの経理処理ができるかどうかを左右します。
つまり、過去問で出題されている仕訳を全て見直し、勘定科目の資産、負債、資本、収益、費用の区別はもちろん、費目がもつ意味や会計処理のやり方を整理しておきます。
建設業経理士の検定試験の直前対策は、手を広げない!
建設業経理士の検定試験を独学で行う場合の直前対策では、新しい教材に手を広げることなく、それまでに学習してきたテキストと問題集の見直しと弱点補強を図ることが効率的です。
学生時代の受験と同様、試験直前では特別なことをする時間的な余裕はなく、合格の可能性をあげるためには、あやふやな知識や処理のやり方をなくすことに徹する事が肝となります。
そのためには、それまでに学習してきた過去問で間違えた問題を中心に、確実な知識にすることが直前対策となります。