建設業経理士1級の検定試験の出題範囲 

建設業経理士の検定試験には、4級から1級までがあり、それぞれの出題範囲を実施機関である一般財団法人建設業振興基金のホームページに公開されています。

各級の出題内容をホームページでみると、4級は簿記のしくみ、3級は建設業の簿記、原価計算、2級は建設業の簿記、原価計算及び会社会計と記述されています。

1級の出題内容は、建設業原価計算、財務諸表、及び財務諸表となっており、科目設定がされています。

受験する級があがると、その内容の程度もあがった問題が出題されるため、上位級の取得には、その下の級の内容を習得しておくことが必須です。

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建設業経理士1級の試験範囲

建設業経理士1級の試験範囲の具体的な内容については、一般財団法人建設業振興基金のホームページに検定試験の出題範囲が記述されていますので、詳細な項目については、これを参照されることをオススメします。

1級は検定試験の最上位級の認定試験のため、2級までの出題範囲と共通する部分では、その発展的な内容が出題され、1級で新たに勉強する必要がある内容の範囲も加わります。

1級の試験合格に必要な科目である財務諸表や原価計算には、2級で出題される範囲の難易度があがった問題がみられます。

財務諸表では、仕訳問題や精算表といった内容の計算問題には2級までの知識をベースとして、その難易度があげられたものとなっています。

原価計算では、完成工事原価報告書の作成問題を中心とした内容と計算問題が、2級までの知識と範囲の重複がみられ、発展的な内容もみられます。

財務諸表と原価計算の科目には、前述のように2級までの知識と計算問題への対応が必要ですが、財務分析は、1級で新たに勉強を必要とする範囲です。

建設業経理士1級合格に必要な財務分析の出題範囲

建設業経理士1級の合格に必要な受験科目の中で、財務分析は2級までの出題範囲にはない内容であり、初めて学習する内容です。

この科目は、建設業の経理処理の方法を踏まえたうえで、仕入れ先などの取引業者の経営状況をみるために必要な知識が出題範囲となっており、多くの公式が登場します。

さまざまな財務書類の読み方を問われるという出題内容であり、その解釈や判断をするために、公式が必要となります。

財務分析の出題範囲の対策には、必要な公式を記憶し、その計算方法を習得することが大切です。

建設業経理士1級の出題範囲の注意点

建設業経理士1級の出題範囲については、検定試験を実施している一般財団法人建設業振興基金が公表する出題範囲を確認することがオススメです。

受験科目の財務諸表、原価計算には、2級までに習得すべき学習範囲とその発展的な内容が出題され、財務分析は新たに学習を必要とする内容です。

財務諸表では、会計基準や法令の改正の影響を最も受けやすいため、受験年度の改正内容等の確認が必要です。

受験する回の試験概要などで、出題範囲を含めた検定試験の詳細を確認することが大切です。

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