建設業経理事務士の更新について

建設業経理事務士の資格は、各級の検定試験の合格によって取得でき、その有効期限に制限はなく、更新の手続きなどは必要ありません。

現在実施されている建設業経理士の検定試験の合格者に付与される資格称号は、1級と2級には建設業経理士、3級と4級には建設業経理事務士です。

これらの資格の称号の違いは、検定試験の制度変更に伴い、平成21年度から実施されており、建設業経理士の登録制度も開始されています。

3級と4級の合格者である建設業経理事務士には、登録制度はなく、そのため更新などの手続きもありません。

制度変更前の建設業経理事務士1級と2級の資格取得者の資格は、建設業経理士としての資格保有者と同様に扱われます。

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建設業経理事務士の更新の重要性

建設業経理事務士として検定試験が実施されていた制度変更前は、大臣認定を受けたものでしたが、変更後は純粋な民間資格になり、その信用性の維持のために、登録経理試験制度として変更されています。

その制度変更により、以前の建設業経理事務士の名称は、3級と4級の合格者に継続使用されていますが、1級と2級の合格者には建設業経理士と名称が変更になり、登録も推奨されています。

建設業経理士となる1級と2級の合格者は、その有資格者の所属する企業の公共工事入札の際に影響を与える経営事項審査の項目にあたるため、講習会の受講と登録が勧められます。

講習を受けて登録することで、登録者本人には登録証が発行され、更新までの登録期間の5年間にわたり、建設業振興基金が情報提供などの支援を行うことで、有資格者の技能向上を援助します。

会計基準やさまざまな関連法令の変更点などを把握し、その都度理解することは、建設業会計にたずさわる建設業経理事務士のプロとしての知識と技能を維持する情報を得るためにも、登録制度の活用は重要で、更新時期の講習受講も大切です。

建設業経理士1級の受験に関する更新

建設業経理士1級には、3科目の受験科目が設定されていて、それぞれの科目に科目合格が認められ、その有効期限は5年とされ、更新のためには再受験が必要です。

建設業経理事務士にあたる3級と4級の検定試験の合格者に与えられる資格には、有効期限はなく、その資格の登録制度もなく、更新などの手続きもありません。

建設業経理士にある各級の技能水準によって、有資格者の社会的影響力から、1級については、他の級にはない科目合格の有効期限や、登録制度の存在と更新の必要性があります。

建設業経理士1級と2級の有資格者には、登録講習会が開催されており、最新の会計動向をはじめ、実務に関連した専門的な内容が取り上げられ、登録後には必要な情報が適宜、メールマガジンなどで配信されています。

建設業経理事務士にかかる更新

建設業経理事務士に必要とされる更新には、1級と2級の資格取得者が登録制度を利用した際の有効期限5年で、講習会受講が必要です。

建設業経理士1級の受験科目には科目合格が認められ、有効期限5年ですが、更新には再受験が必要です。

建設業経理士を目指した受験、有資格者となって実務にあたるそれぞれの立場によって、資格に必要とされるさまざまな知識や技能維持のための情報を適切に収集しておくことが大切です。

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